2018-01-01から1年間の記事一覧

テキストリーディング

外書購読では文脈も含めてすべての文章を丁寧に訳す。正確に理解できているのか、確認しながら進められる。日本語のテキストの場合、レジュメでまとめてしまうので、文脈の精読に至らず、流してしまうことが多い。日本語であっても文脈を理解しているのか、…

映画『永い言い訳』2017年。

映画『永い言い訳』2017年。小説家の主人公。理容点で働く妻がいるが、愛情が冷めている。妻が友人とバス旅行に出かける。不慮の事故にあって亡くなる。そのとき主人公は愛人と一緒にいた。小説家の主人公は、妻がなくなってから、生活リズムがかわる。バス…

自分の意見を言う前に

自分の意見を言う前に事実関係の丁寧な理解を知りたい。あるいは、文章に書かれていることの正確な理解を知りしたい。あなたは、この議論をどう考えるのか。そのことばかり習慣化しているようにみえる。率直に言って、学問的な態度からの後退だと思う。

授業ガイダンス

授業ガイダンス。1回目の講義はなんどやっても緊張する。新聞記事を紹介すると、「読まないので是非やってほしい」との声が必ずある。自分は日経新聞を主として用いるのだが、かなりの程度日経の宣伝になっているはず。感謝状もらいたいくらいだ。

神聖な土俵に女性が上がっていけない

神聖な土俵に女性が上がっていけない。大相撲の伝統だとされるが、女性が上がることのできない客観的根拠は乏しい。大相撲は純粋なスポーツではなく、伝統芸能のひとつ。けれども、外国人力士も増えているり現状からしても、近代スポーツとしての体裁を徐々…

学童保育1週間経過

学童保育1週間経過。バス通学も徐々になれてきた模様。通学の安全を守るボランティアの方がいる。小学校に通う生徒たちは「おはようございます」と挨拶がする。ふだん見慣れている町が、「通学路」という子供目線のフィルターを通すと、違うように見える。新…

とびとびでスケジュールが組み込まれる

冬休み〜春休み。授業はないが行事続きである。2〜3月は学期シーズンと違って、もろもろの校務が不定期にやってくる。不定期であることがポイント。とびとびでスケジュールが組み込まれるので、毎日の生活リズムがつかみにくい。授業日が固定されているほう…

北川慧一ほか『非正規クライシス』朝日新聞出版社、2017年。

北川慧一ほか『非正規クライシス』朝日新聞出版社、2017年。朝日新聞の連載記事をまとめた本。非正規労働者の高齢化(不本意型非正規労働者の問題)、官製ワーキングプア、同一労働同一賃金、最低賃金などのトピックを扱っている。各章とも、取材に基づくル…

横田増生『ユニクロ潜入一年』文藝春秋社、2017年。

横田増生『ユニクロ潜入一年』文藝春秋社、2017年。筆者は物流関係のジャーナリスト。ユニクロに批判的な書籍を出版し、ユニクロから訴えられた経験をもつ。訴訟自体は、事実関係に相当程度の根拠が認められるとして、ユニクロ側主張は退けられる。つまり、…

NHKEテレ欲望の経済史:戦後日本経済編

欲望の経済史、戦後日本経済編。2回ほどみた。戦後、日本経済の発展の象徴的地域として筑豊地域がたびたび紹介される。1960年代の所得倍増政策の下で、雇用の流動化が政策目標として掲げられ、炭鉱地域の閉山と首都圏への移動が行われる。農村部の仕事も減り…

映画『ジャコメッティ』2017年。

映画『ジャコメッティ』2017年。フランスの画家ジャコメッティが米国からモデルをよぶ。モデルとなる男性作家は著名画家に声をかけられ、喜びフランスへ。最初は1日の約束が、スランプでかけない。帰国日程は次々と延期される。ジャコメッティは、ボサボサの…

藤本隆宏『現場から見上げる企業戦略論』角川新書、2017年。

藤本隆宏『現場から見上げる企業戦略論』角川新書、2017年。モジュール型産業台頭で日本企業は競争力を失っている。ただし、日本産業の生き残る道はある。それは、プラットフォーム企業に対する強力な補完材を提供することである。たとえば、村田製作所はセ…

映画『人生タクシー』2017年

映画『人生タクシー』。新聞で紹介されていた記憶があって、借りた。タクシー運転手に扮する映画監督が、防犯装置と称するカメラで流すドキュメント。舞台はイランとのことだが、会話の様子から運転手は、それなりに知られた映画監督であることをしる。交通…

映画『おとなの事情』2016年

映画『おとなの事情』2016年。イタリアで大ヒットしたらしい。古くからの友人夫婦がホームパーティーで集まる。互いの携帯電話の着信やメール内容をリアルタイムでシェアするゲームをはじめる。知らない人間関係が暴露される。その対応や人間心理を楽しむ映…

BS1スペシャル「“全員リーダー”の組織論 帝京大ラグビー9連覇」(2018年1月28日放送)

帝京大ラグビー部のドキュメント。再放送を見る。岩出監督就任後10年程度は大学選手権ベスト4前後。不祥事もあって、成果が出ない。連覇が始まる数年前から組織改革。体育会的な上下関係をあらため、寮生活で4年生が掃除など環境周りを行う。地方からやって…

1月下旬から2月上旬の3週間

1月下旬から2月上旬の3週間。やったこと。突如決まった講演のピンチヒッター。依頼原稿執筆。期末試験と採点。卒論発表会とコメント。辞典執筆。学会誌原稿の再校。依頼原稿の初校。さらには、子供と妻が1週間インフル。人間ドック。なんとかここまで来た。…

自分の調査研究に費やす時間の確保

大学に来ると、どうしても講義、会議、その他関連業務ばかりの事を考えてしまう。それ以外に自分の調査研究に費やす時間、大学にいかないで研究に没頭できる時間は絶対に必要だ。

韓国映画『私の頭の中の消しゴム』

年末にBSで放送していた韓国映画『私の頭の中の消しゴム』をみた。二人の出会いと愛情の深めかたに、あまり共感できず、記憶をなくす後半のストーリーも展開がはやすぎて、ちょっとついていけなかった。若年アルツハイマーという大事な問題を扱っているが、…

久々の大学ラグビー

久々の大学ラグビーをみて、思う。個々のタレントのスキルは、方向性が一致してはじめて機能する。枠組みが決まって、そのなかで才能を発揮するチームは強い。チビにノッポ、足が早いやつと遅いやつ、おデブもいる。スクラムをまとめるフッカーはなんだか、…