2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ブラック企業問題に関する覚書

以下は、ブラック企業に関して新聞社の取材に答える際に、自身で作成したメモです。◆ブラック企業の諸特徴 木下武男(2012)『若者の逆襲』旬報社、によれば、ブラック企業とは、1)肉体を磨滅させるような労働基準であり、2)大量採用・大量離脱を前提とした…

下請・中小企業に関するレビュー:三井逸友(1985)「中堅企業、ベンチャー・ビジネス」

三井逸友(1985)「中堅企業、ベンチャー・ビジネス」瀧澤菊太郎編『日本の中小企業研究 第1巻』有斐閣。 日本の中小企業研究 (第1巻)作者: 中小企業事業団出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 1985/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 本稿で…

中小企業とネットワークに関する先行研究2

学内の研究会でネットワークがテーマの報告があり、その中身が議論になった。気になったので中小企業研究分野でネットワークがいかに議論されているのか、メモ。額田春華氏の論考がレビューとして参考になるだろう。額田春華(2003)「中小企業とネットワー…

中小企業とネットワークに関する先行研究1

山本 聡(2010)「サプライヤー企業のネットワークと取引関係の変化」『日本中小企業学会論集』第29号。 中小企業政策の再検討―日本中小企業学会論集〈29〉 (日本中小企業学会論集 29)作者: 日本中小企業学会出版社/メーカー: 同友館発売日: 2010/09/01メデ…

ブックオフにて購入:『仕事の社会学―変貌する働き方(初版)』他

近所のブックオフにて購入。総額630円。仕事の社会学―変貌する働き方 (有斐閣ブックス)作者: 佐藤博樹,佐藤厚出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2004/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (6件) を見る地域政策学入門作者: 戸所隆…

読書:『ヒラノ教授の論文必勝法 教科書が教えてくれない裏事情』

ヒラノ教授の論文必勝法 教科書が教えてくれない裏事情 (中公新書ラクレ)作者: 今野浩出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/12/09メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見る読了。理系の研究者の作法入門といったところ。論文は書き続けること…

人的資源管理・参考文献

主要に参照・紹介した論文・文献のリスト。五十嵐仁(2008)『労働政策』日本経済評論社、第6章労働政策 (国際公共政策叢書)作者: 五十嵐仁出版社/メーカー: 日本経済評論社発売日: 2008/05メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (3件) を見る村上…

授業で検討している文献のメモ:『地域からの経済再生』他

授業で検討している文献のメモ。 松島茂(2005)「産業構造の多様性と地域経済の《頑健さ》−群馬県桐生市、太田市および大泉町のケース」橘川武郎他編『地域からの経済再生』有斐閣。地域からの経済再生―産業集積・イノベーション・雇用創出作者: 橘川武郎,…

外書購読:Contingent employment in Europe and the United States他

2013年度後期の外書購読で検討した文献。 Thomas Peuntner(2003)”Contingent Employment in Germany” in Ola Bergström and Donald Storrie eds ,Contingent employment in Europe and the United States, Edward Elgar. Contingent Employment in Europe …

2つの参考になる本

ゼミ運営で参考になる文献福祉教育はいかにあるべきか―演習方法と論文指導作者: 二木立出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2013/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る論文作成方法で参考になる文献研究道―学的探求の道案内作者: 平岡公一,…

紹介:『実践はじめての社会調査―テーマ選びから報告まで』

学部学生にフィールドワークを教える場合、あるいは実体験をしてもらう場合、事前にある程度「社会調査とは何か」を知っておいた方がいい。質的調査と量的調査の相違点という基本から始めて、実際に事前準備をする場合、いわゆる文献輪読とは異なるするべき…

読了:『群馬県ブラジル町に住んでみた』

群馬県大泉町を舞台として、東京から引越しをした漫画家によるどたばた日記。筆者のことはよく知らないが、「友達ができにくい」という理由から、もっと交流をしたいという気持ちがある方の様子。そして、社交的になるために「外国に行きたい」、けれども外…

2014年新年のご挨拶

新年、あけましておめでとうございます。2014年もどうぞよろしくお願い申し上げます。2013年は3年間生活した福岡を離れました。北関東の群馬県に生活拠点を移し、また5月に2人目の子供も生まれ、夫婦ともども毎日あわただしく過ぎた1年間でした。事前に想像…