春休み中に読んだ『ケアの倫理』

春休み中に読んだ『ケアの倫理』、とても難しい本だったが、面白かった。理解できているとは言えないが、他人に支えられること/支えること、それらを所与としてを無視してきた様々な社会科学に対する問題提起としてケアという概念を丁寧に扱っていた。ケア…

ヤーレンズとトム・ブラウン

ヤーレンズとトム・ブラウンがでているあちこちオードリー。漫才やって、仕事広げて、結局相方とのしゃべりに戻ってくる。なんだかケイダッシュステージ応援したくなった。

敗者復活戦のネタ

シシガシラは敗者復活戦のネタはとても面白かった。会場をあれだけ沸かせていたのね。

20年ぶりくらいにプロレス

20年ぶりくらいにプロレスを見に行こうと思う。

NHKプロフェッショナルの宮崎駿特集

NHKプロフェッショナルの宮崎駿特集、少し見た。高畑勲への憧れ、妬み、嫉妬、その気持ちが新しい作品への思いを駆り立てる。すごい映像だなと思った。

柳澤健『1984年のUWF』文藝春秋社(文春文庫)、2020年

本書では、元タイガーマスクで新日本プロレスをやめ、ユニバーサルレスリングを立ち上げた佐山聡、佐山と一緒にユニバーサルに移籍し、格闘技色を強めた前田日明、新日本プロレスを保守的とみなし、前田を支持した週刊プロレスの山本隆司などが登場する。地…

柳澤健『2000年の桜庭和志』文藝春秋社(文春文庫)、2023年

刺激的に読んだ。高田延彦をトップとするUWFインターナショナルが団体として陰りを迎える2000年前後の、桜庭和志の足取りを描いている。中央大学レスリング部出身の桜庭は寝技を得意とする地味なレスラー。Uインターは、パンクラスやリングスなどUWFから派生…

自分の好きな同世代の芸人さん

自分の好きな同世代の芸人さん。定番の深夜番組のMCや、話題のドラマでも扱われている。業界ではそれなりに評価されている気もするのだけれど、若い人たちはどう感じるのだろう。

羽田圭介さんの『phantom』という本

羽田圭介さんの『phantom』という本を読んだ。工場勤務の女性は、将来の経済不安を視野に入れて、日夜副業としてのトレード業務に打ち込む。配当などで生活できるように、友人との付き合いは切り詰める。恋人もまた、同じ工場勤務であるが、実家通いなので、…

NHKプロフェッショナル:校正の仕事を扱う内容

NHKプロフェッショナル。校正の仕事を扱う内容。執筆者の立場にたって、どうすればクリアに表現できるか。受け身ではあるけれど、積極的な受け身。創造的ではないが、新たな言葉を発見したときに喜びがある。ネットの台頭と出版不況。そして、編集業務よりも…

護られなかった者たちへ:映画をみた

護られなかった者たちへ。映画をみた。震災と貧困問題という軸は変わらないが、原作と描写が違う部分がいくつかあった。貧困問題にかかわるリベラル派の国会議員は、原作では海外に買春ツアーに出かける県議。被疑者が捕まるのは駐車場ではなく、空港など。…

対面の会議が多すぎて

対面の会議が多すぎて、とにかくくたびれすぎた。ってか、その会議、zoomでもよくない?と思うこと多々。

シン・仮面ライダーの撮影ドキュメント

シン・仮面ライダーの撮影ドキュメントを見た。監督が考える戦いのリアリティと、スタント関係者、俳優の考える戦いのリアリティにずれがあって、しかも現場で監督の判断が徐々に変わっていく。現場の混乱と負担の様子が見られて、素人ながらにも大変そうに…

学生がはつらつとしながら、自由に雑談する姿

学生がはつらつとしながら、自由に雑談する姿はいいものだ。講義も中盤になっていくと、だんだんどんよりした雰囲気になることも多いのだけれど、久しぶりに会って楽しそうに話する空間はよい。この雰囲気を(ジグザグしながらも)持続的に作ることができれ…

日常の4大家事

日常の4大家事。夕飯準備、洗濯、お風呂掃除(これは大したことない)、そして宿題など子供の相手。給食がないと、これに朝の弁当作り加わる。給食のありがたさを知る。

小熊英二(2022)『基礎からわかる論文の書き方』講談社

小熊英二(2022)『基礎からわかる論文の書き方』講談社。一気に読んだ。論文とは何か、ジャーナリストが書く文章とどう違うのか、などが多角的に論じられる。たとえば、どこかに行くときに、途中下車したところ、今いるところを示していくのが学術論文であ…

神野直彦『分かち合いの経済学』岩波新書、を10年ぶりくらいに手に取る

神野直彦『分かち合いの経済学』岩波新書、を10年ぶりくらいに手に取った。改革の基本線はいまでも変わっていないようにみえた。あとがきにでてくる初老の男性が川端康成であるというエピソード。以前読んだときは気に留めなかった。なんというか文学的な滑…

新年度始まる

新年度始まる。久しぶりにあう学生たちが楽しそうに話をする姿に心が洗われる。ジグザグあるだろうけど、この雰囲気が維持されるとよいな(^_^;)。履修登録は今日が締切だが、例年に比べると受講生数は落ち着きそうである。ここ数年の厳しめとなった評価基準…

名優アンソニーホプキンスの演技が光る

高齢化と介護の話。映画全体が、部屋から一歩たりとも外に出ない。終始部屋の中の風景で描かれる。名優アンソニーホプキンスの演技が光る。悲しいか向き合う必要のある現実。最近の映画で子育てや家族ものみて、心奪われることは多々あったけれど、介護関係…

知的好奇心や愛情はどこへやら!?

研究者の同僚がお茶すると、事務作業への苦しみばかりの話になる。書類づくりやブルシットジョブが増えている。知的好奇心や愛情はどこへやら!?このあたりの『ブルシット・ジョブ』におけるグレーバーの指摘は、ほかのどの箇所にもまして、「あるある!」…

『ある男』を読み終えた

図書館で借りてきた『ある男』を読み終えた。受賞作一覧のような場所に置いてあったから借りたのだけれど、なかなか良かった。文章の書き方がなんというかなめらかで、豊富で、自分好みの文章である。ストーリーは複雑だが良い気分で読めた。入り組んでいる…

傾聴といいつつ、自分が傾聴できていない

傾聴といいつつ、自分が傾聴できていない。聞きつつ、しゃべるにはどうしたらいいか。まずは、自分の意見行ってもいい?と確認してから発言するといい。1on1ミーティングの本には書いてある。それを実践するか。

コヤブソニックはじめた理由

吉本新喜劇の小籔が、コヤブソニックはじめた理由。新喜劇では喋ることが決まっていて、このままでは芸人としての自律性がおかしくなる。自律性保つため、新喜劇とは全然逆方向のことをやりたかったからだと聞いた。なんか同じ気分(*_*)

なぜ君は総理大臣になれないのか

「なぜ君は総理大臣になれないのか」。立憲民主党議員の10年間に及ぶドキュメント。30歳前後で初当選したときの映像から、民主党政権の挫折を経て、2017年の小池新党結成による離合集散に巻き込まれる様子が紹介されている。一番のユニークさは、10年以上フ…

ノマドランド

ノマドランド。アカデミー賞受賞作品、ようやく見た。米国全土をクルマ一つで移動するノマドがテーマ。Amazonで働いたり、飲食店で働いたり、移動先で仕事をする。基本的には拠点を持たず、バンの中で生活する。ノマドたちが集まる集会のようなものもある。 …

白鵬引退のNHKスペシャル

白鵬引退のNHKスペシャル。孤独な横綱の趣旨はよかった。膝の水を注射で抜く白鵬をみて、お嬢さんが「私も将来白鵬になったら、こうなるのかな」といったのも、なんだか笑えて、ホロリときた。結局横綱の品格という曖昧な言葉を、勝つことが品格と理解した白…

あちこちオードリーのハライチの回

あちこちオードリーのハライチの回、再放送している。漫才ネタ書く人と受け取る人。その対立が極めて面白い。まさに神回。

諸井克英(2021)『表象されるプロレスのかたち』ナカニシヤ出版

諸井克英(2021)『表象されるプロレスのかたち』ナカニシヤ出版。図書館でざっと読んだけれど、面白かった。心理学者による本格的な研究書の体裁をとっている。ざっと読んだ限り、脚注もしっかりしている。まずは女子プロレスの試合で起こったナックルパー…

青野慶久(2015)『チームのことだけ、考えた。』ダイヤモンド社

青野慶久(2015)『チームのことだけ、考えた。』ダイヤモンド社。同志社大学の鈴木良始教授の論文で、ボトムアップ型組織の事例としてGoogleと並び、サイボウズ社が取り上げられていた。サイボウズ社は名前は知っていたが、どのような位置づけをされている…

松下慶太(2021)『ワークスタイル・アフターコロナ』イースト・プレス

松下慶太(2021)『ワークスタイル・アフターコロナ』イースト・プレス。コロナ禍でのテレワークの推進、出社の意義、コミュニケーションスタイルの変化などが縦横無尽に論じられている。時事問題と絡みながら、中心的な働き方の変化を論じ、新たな生活スタ…