2016-01-01から1年間の記事一覧
連合の神津会長のインタビューを読むと、政策協定があればどの政党でも支持をするといっている。ただし、歴史的には共産党との対立があるので、共闘はできないと。連合はいったい、何を目指しているのか、十分に理解ができないが、このあたりは第3者が仲立ち…
カジノに巨額投資し、回数を重ねる利用者が増えるほど代数の法則がいきる。カジノ運営側はそれを知っているので、コンプと呼ばれる食事やその他のサービスを付与する。カジノ収益拡大は、顧客の損と同義。ゼロサムゲームで何も生み出さない。経済学的にみて…
小川さやか『「その日暮らし」の人類学』光文社、2016年。タンザニアの露店商や中国の違法コピー商人の生活実態に焦点をあてる。個人の信頼にもとづく取引がインフォーマル経済のベースにあると指摘する。私たちはインフォーマル経済からフォーマル経済への…
労務理論学会誌の櫻井幸男氏の論文を読んだ。この論文の主要なテーマは、ペイエクイティ(同一価値労働同一賃金)はそれ自体賃金水準を決めないとの批判にある。ただし、より興味を引いたのは技能・熟練と付加価値の関係である。熟練は付加価値形成をより大…
定期的に執筆時間を確保せよ、という本。ユーモアがあって読みやすく楽しい。さすが心理学者。できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)作者: ポール.J・シルヴィア,高橋さきの出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/04/08…
中小企業における人手不足は、若年層における情報不足とセットである。中小企業は若年層がほしいが、若年層は中小企業のことをよく知らない。彼らのアンテナでは中小企業の実態も把握できない。こうしたミスマッチをいかにして解消するのか。ひとつの方法は…
NHKドキュメント72時間。福岡県中洲の保育園の様子をえがく。様々な仕事をする親が子どもを預けにくる。シングルファーザー、単身赴任で夫不在の新聞記者、料亭のおかみさん…。夕食を保育園で食べる子どもも多い。当然、お布団に入り寝る子どももいる。深夜…
パワーポイントはいつも機械的な感じがして温かみを感じない。先日聞いた報告では、様々な資料をデータ化して、パソコンからプロジェクターに投影する方式だった。新聞、雑誌等データで説明はしているが、なんだか温かみがあっていいなと思った。タブレット…
建築業界で、中小業者を支援する場合、どのような方法が必要か。建設業界の関係シャン木よれば新築工事は伸び悩んでいるという。大手デヴェロッパーは鉄等沿岸に大きな施設を建てているが、上位だけが儲かる仕組みはよくない。それで、中小業者の受注を考え…
1ヶ月ぶりに新聞を切り抜いた。まだ途中だけど、ニュースの流れを理解するにはこの古典的な方法が欠かせない。ネタの仕込みはやっぱり大事。記事を読み、誰かと会話し、いったんは記憶が薄れる。切りぬきで薄れた記憶が、頭のなかで再構築される。飛ばし読み…
NHKスペシャルの中国農民工の移動をみた。中国内陸部の農民工が移動してきた都市で、農民工が強制的に地元に戻らされる。仕事をなくし新たなことをしようとするも失敗。中国特有の農村戸籍、都市戸籍の制度設計が新たな格差を拡大させている。内陸部のちょっ…
NHKEテレ。元SEALDsの奥田愛基さんが自身のいじめの体験を語る。ホームレス支援をする父であっても親子関係では「自分の価値観を押し付けてしまった」と語る。ご本人は沖縄の無人島での生活を通じて、個人が個人であることの大事さを学んだと述べている。い…
子どもを起こす。機嫌をなだめる。朝食を作る。一緒に食べる。片付けさせる。薬を飲む。着替えをさせる。選ばせる。保育園のノートを書く。歯磨きをする。家を出る。これらを1時間前後で分担してやる。個々の作業は難しいことではないのに、子どもは途中でい…
NHKスペシャル揺らぐアメリカはどこへ。資本主義が特権階級のための仕組みであると理解する点で、サンダース支持者とトランプ支持者は同じ。ロバートライシュがインタビューに答える。反特権階級とは、反知性主義でもあり、根が深い。 かつて鉄鋼産業の労働…
ドキュメンタリー映画『選挙が生まれる長野と群馬の挑戦』2016年10月。長野県と群馬県を舞台に野党共闘にいたる過程を丁寧に描く。2016年1月の段階では、野党共闘は進まず。それは全国どこでも同じ。市民会合に各党代表が参加し、統一候補への意見を募る。こ…
NHKスペシャルのマネーワールド1回目。資本主義の利潤獲得競争が限界に来て金融資本主義に移行しつつあること、シェアリングエコノミー等イノベーションに打開策があることを指摘する。大きな見取り図で描く映像のスタイルは好感をもてるが、打開の方向性が…
ある本を読んでいて、考えることが多く、なんらかの発信をしようと考えたが、中途半端であるのでやめた。全部読んでもう少し考えて、整理をできたら書く。時間がかかるけど、しょうがない。この問題は、自分の体に潜んでいる悪い部分、消化しきれていない部…
地元本屋をぶらぶらしていたら、スポーツコーナーで『オールアウト(増補版)』を発見。思わず「え!?」と声を上げた。この本は1996年の早稲田大学ラグビー部の1年間をおったルポタージュ。関係者が多く登場する。高校生当時、むさぼるように読んだ。今も本…
NHK笑けずり。再放送も含めて初めてみた。講師と若手芸人がともに学ぶスタイルが面白い。新しいネタを作る過程も斬新。オリジナリティを出す。既視感がない。これらをひねりだすことがいかに難しいのか。そのプロセスを見ると苦労がよくわかる。最終的に残っ…
学会参加するために事前に読んだ2冊。『現代ドイツの労働協約』は協約カバー率低下の下でいかに組合が対抗軸を張っているのかを示す労作。労使関係の緻密な研究書で、単なる制度論に陥らないところが素晴らしい。時間軸を設けることで労組と経営側のせめぎあ…
調査のアポイントメントはいつも緊張する。特にてきぱきしている人事担当者の方がいる会社だと「おお!きた」とどきどきする。社会性のない人間が、社会性のある方々へ連絡をすることになるので、いつも不安になる。逆に零細企業の場合、ふつうのおじちゃん…
NHKBSのアナザーストーリーズでタイガーマスク。佐山聡はもちろん新間寿、猪木、藤原嘉明、小林邦昭らが出演。イギリスにいるダイナマイトキッドの映像もある(キッドは病床で寝込んでいる。ややショッキングな映像だ)。総合格闘技シューティングを創造した…
ノーベル賞受賞に関して、とある大学教員が書いた新聞記事。いろいろ書かれているけれど、下記の部分が含蓄に富む。「上の世代の男性研究者の多くは、妻に家事・育児を支えてもらうことで研究に没頭し、厳しい競争を勝ち抜いてきました。少なくとも今後は、…
渋谷龍一『女性活躍「不可能」社会』旬報社、2016年。主婦パートは「家計補助型だから深刻な問題ではない」とする議論に真っ向から反論。低賃金を容認する差別構造に目を向ける。丸子警報器事件の当事者が、いかに立ち上がり、正社員労働組合と共同してきた…
ゼミ生と電話。全体的なコメントに対してどこまで修正をするのか、指導としては難しいところ。一応理想的なというか一番やるべきところまで言うけれども、それをすべて反映するのには時間がかかる。そういう事情をわかっているとはいえ、最初から形式的なと…
今野晴貴『ブラックバイト 学生が危ない』岩波新書、2016年。学生アルバイトの「基幹労働力化」の現状を鋭く描く。コンビニに代表されるフランチャイズ経営の広がりで、本店、店長、アルバイトの重層構造が形成されている点も指摘。「やりがいの搾取」とは質…
中国は2000年代以降、改革開放の流れの中で中小企業に注目が集まる。伝統的な国有金融機関では抵当条件も厳しく、融資が行き届かない。そこで伝統的な中国の血縁関係を維持しつつ、ネットワーク関係を構築したのが福元通運モデル。本書ではこの点に着目して…
インタビュー難しい。事前によく調べても話題が展開しないことある。ノープランもよくないが、ターゲット絞りすぎるのもよぐない(*σ´ェ`)σ。インタビューアーが単独か複数かにもよる。ある程度聞き取り内容の擦り合わせは行うとはいえ、当日の進行は不確実な…
NHKスペシャル。自動運転革命。自動車業界の自動運転者開発をめぐる競争。実は米国のグーグルが開発に急ぐ。モニターや画像を中央のコンピューターに集積し、ドライブやストップをする。センサーの読み取り等高度な技術を必要とする。グーグルは自動車メーカ…
ガイアの夜明け。回転寿司スシローの経営戦略。人気のあるウニは価格高騰で品薄、店頭に出せず。チリの輸入品の開拓に走る。冷凍のウニはおいしくない。しかし、現物の取れたてのウニはおいしい。なぜ冷凍するとおいしくなくなるのか。スシローの担当者は契…