- 作者: 伊原亮司
- 出版社/メーカー: こぶし書房
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
もちろん最大限評価したうえでの話なのであるが、結局のところ、仕事のスキルは学校レベルでは身につけるのが限界があって、雇用関係自体は社会関係が作るのだということを述べている。たとえば、次の指摘。「「能力」とは働く場において実体化されるものであるにもかかわらず、それを雇用前に保持させることの要求とその保持を証明することの要求が、それを真に受ける若者たちを困惑させている」。この記述を見たときに、「さすがに鋭いな〜」と思った次第でした。