批判経営学のテキスト

 経済原論のレベルでは、学習の方法はある程度定式化されている傾向がある。教科書も豊富。ただし、経営学、特に批判経営学の分野ではどうなのだろう。具体的な実践内容が重要である面もあるが、あまり理論化されていないように思える。教育する場合、標準的な教科書の欠如は痛い。限られた批判経営学系のテキストでは、抽象的に記述しすぎる側面がある。内容が無味乾燥でダイナミックさにかける。他方で、具体例な事例一辺倒だと、トピック的で論理展開にかける。学生が直感的にわかりやすいのは、後者の内容だけれど、深い理解になっているかというとその点はいつも疑問。