松井洋一郎『まちゼミ』商業界、2017年。
松井洋一郎『まちゼミ』商業界、2017年。愛知県岡崎市ではじめた、まちゼミの実践が紹介されている。商店街のメンバーが、開店時間のなかで、ミニ講座を開く。直接商売につなげることは、ここでは御法度。例えば、文房具やさんが筆の使い方の講座を持つ、あるいは、酒屋さんが酒蔵の歴史などを話する。講座はさまざま。また、講演会になるとハードルがあがるので、1回あたりの参加人数も少人数に限定する。講師は最初にしゃべって、あとは参加者同士の質問にこたえる。これを継続すると、人間関係が広がる。固定客がうまれ、入りにくかった商店街に人が足を運ぶ。結果として、お店に活気がでる。インターネットビジネス時代に、利便性では大規模店にかなわない。人間関係や、フェイステゥーフェイスの関係が大事ととく。直接話を機会があったので、買ってみたが、面白い。デジタル時代のアナログ関係にこそ、地域密着の意味があると理解した。
商店街ではないが、例えば近所の干潟に子供をつれて遊びにいくことがある。周辺の公園でひろったどんぐりで、ネックレスをつくる講座がある。すると終わった後、どんぐりや植物に関心をもって、植物図鑑をかう。その話とにている気がした。近所の商店街でまちゼミやっていたら、子供をつれて、参加してみたい。
- 作者: 松井洋一郎
- 出版社/メーカー: 商業界
- 発売日: 2017/02/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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