新幹線読書。2冊とも面白かった。『新聞記者』は、菅官房長官への質問で注目を浴びた、東京新聞の望月記者による体験談。全体のページ数では、多くを割いていないが、森友学園・加計学園問題などをめぐる安倍政権の対応を鋭く取材する姿に共感をおぼえる。『市民政治の育てかた』は、安保法制以降の野党共闘を成立させた新潟県の体験の報告記。組織の枠をはみ出した人を、ともにたたえるがテーマだったと思う。それぞれ違うテーマのようで、つながっている。人間関係をどうつくるのか、組織の枠をこえて、どう連帯するか。そのあたりがテーマだったと思う。
- 作者: 望月衣塑子
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