大学教員の非正規雇用問題

少し前ですが、中日新聞の記事です。この記事によれば、大学全教員に対する「非専任教員の非常勤講師」の割合は32.8%。全体の3人に1人が専任の仕事を持たない「非常勤講師」です。いやはや一般の労働市場と同じく大学の教員の世界にも、任期つき、有期雇用の非正規雇用が大量に生まれているわけです。公募情報をみてもそれは実感としてわかるわけですが・・・。うーーん・・・。

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2007072802036450.html 

教授、准教授、講師など「専任教員」と「非常勤講師」を足した大学全教員数(のべ人数)は、文部科学省の調査では約三十二万八千人(二〇〇六年度)。専任教員が他大学の非常勤講師を兼務しているような例を除いた「非専任教員の非常勤講師」は約十万七千五百人(のべ人数)。大学の全教員数に対する割合は32・8%に上る=グラフ。実際は一人で三、四大学を掛け持ちしているので、約三万人と推定される。非正社員が増えた企業の雇用状況と同じで、大学でも非専任教員が増加している。同アンケートでは44%が年収二百五十万円未満。不安定な身分や職場の社会保険未加入などに不満が集中した。