講義日

2コマ連続の講義を終える。秋のオープンキャンパス(模擬講義)もあり、現在、心理的な圧迫感を抱えている。11月には模擬講義に加え留学生(中国+韓国)向けの講義も受け持つ。2コマの講義負担は心理的にきつい。月末締め切りの書類申請、学会出張などと併せて、講義開始3回目にして、てんてこ舞いである。さてどうするか。

与えられた能力に対して、仕事が増えているわけだから、すべての仕事を100%の力で行うことは物理的に不可能。誠に遺憾ながら、どこかの仕事を100%以下で行うことを受け入れざるをえない。個人的に講義はきちんとした準備にもとづく内容を教えたいと思っており、講義で「抜く」のは気が引ける。でも、案外十分に準備をして、自分では「それなりにうまくいたな」という講義は、学生には反応が良くないことはままある。逆に「いまいちだったな」「散漫だったな」と思っている講義は、学生に受けが良かったりする。往々にして、こういう傾向はある。100ある内容を100教えようとするのではなく、70から60位を目安に教えるのが案外よかったりするのかもしれない(情報の非対称性の論理かな)。