所属する大学の学生さんは
社会福祉士を目指す割合が高い。大学も
社会福祉士の合格率を高くすることに躍起になっている。先日、ある会議の後に先生から
社会保障論の内容のことについて質問があった。どうやら国家試験の対象になっているので、学生にも興味を引くように講義してほしいとの中身である。事前に、講義の位置づけを聞いていなかったので寝耳に水であった。資格取得がすべて悪とは言わないけれど、それだけが大学の勉強ではない、と内心思いつつも、国家試験の内容を勉強中。イギリス
救貧法、ドイツの飴と鞭政策、ベバリッジプランなど概ね押さえておくべき内容が出題されている。もちろん、自分の講義では、ここら辺の内容は経済社会の背景も含めかなり丁寧に講義をしている。試験問題も少し国家試験よりに変えていこうとも思っているが、いかに。