ラグビー愛好日記

村上晃一さんが本を出版されたそうだ。村上さんは大阪体育大学を出た後にベースボールマガジン社に就職、ラグビーマガジンの編集長をへて、フリーのライターになられた方だ。ラグビーファンにはおなじみで、J-Skyなどのケーブルテレビの解説では村上さんの優しくてコンパクトな話がいつも聞ける。ラグビーを愛していて、日本代表やレフリーのことも含めて多方面の取材にもとづいた文章は多くの人をひきつける。かくいう私も村上さんのファンの1人である。付言すれば、ラグビーの解説は元プレイヤーのものだと、不明確ですごく「体育会」的なものが多いのだけれど、村上さんはシンプルで、かつ現場を知っている解説でラグビー解説にも風穴を空けた人だと思う。

村上さんと並んでラグビー界では有名なジャーナリストに藤島大さんがいる。都立秋川高校を出た後、早稲田大学でプレイし、卒業後はクラブチーム「曼荼羅」などでプレイ。スポーツニッポンの記者をへて、都立国立高校早稲田大学でコーチを経験しつつ、Numberなどに執筆活動を続けるフリーのジャーナリストとして活躍されている方だ。藤島さんもラグビーをとてもよく知っている。ラグビーへの情熱や愛情をクリアな表現で行うことができる方である。早稲田大学ラグビー部に造詣もふかく、元日本代表監督である大西鉄之助氏のラグビー哲学を書いた「知と熱」は名著として知られている。

前置きが長くなったが、そんな村上さんや藤島さんの話がきけるこの本はラグビーファン必読かもしれない。7月に入ってからラグビーにはコミットできていないけど、夏の合宿に向けてトレーニングも開始しなければならない。自分もがんばるために読まないといけないだろう。

ラグビー愛好日記―トークライブ集

ラグビー愛好日記―トークライブ集

↑「接近・展開・連続」を編み出した大西イズムがわかる本。
ラグビーの世紀

ラグビーの世紀

ウェールズでのWCの取材に基づいたコラム集。弱小チームへの愛情がみえます。私は大学時代何度も何度も読みました。

イングランド代表と引き分けたときの逸話などが乗せられています。必読書。