カジノ法案
カジノに巨額投資し、回数を重ねる利用者が増えるほど代数の法則がいきる。カジノ運営側はそれを知っているので、コンプと呼ばれる食事やその他のサービスを付与する。カジノ収益拡大は、顧客の損と同義。ゼロサムゲームで何も生み出さない。経済学的にみても、カジノは新たな付加価値を生み出さない。ある所得を持つ人から、別の人への所得の移転である。もちろん、関連施設の労働者の雇用も増えるがそれは、同時に複合施設内への囲い込みを伴う。周辺の飲食店の収益は減少する。カニバリゼーションという奪い合いが起こる。地域内循環を遮断し、施設内に顧客を囲い込み需要をとどめる。しかも、ギャンブル収益は特定の誰かの損に依存している。外国人観光客への期待もあるようだが、韓国やシンガポールと比べて日本のカジノ施設が魅力あるものになる必然性はない。
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