『“東洋の神秘"ザ・グレート・カブキ自伝』辰巳出版、2014年。

グレート・カブキ。米国で活躍した元祖ペイントレスラーである。毒霧をはき、ヌンチャクを振り回すギミック。トラースキックなど東洋風の技もある。私のイメージとしては、新日本プロレス時代、平成維新軍のバイプレーヤーとして活躍したレスラー。たしかに、グレート・ムタとの「親子」対決もあったけれど、その時代には越中や木村をささえるベテランプレイヤーの役割を果たした時代の印象がある。書籍としては、と中継かも含めて、退屈な部分もあるが、SWS時代の話など貴重な内容も含まれている。また、最近のプロレスが過激になることへの警鐘もうなずく点が多い。今は、飲食店を経営しているのか、今度行ってみようかな。