柳澤協二氏の講演会

 土曜日にいつも子供を連れて行っている子育てセンターにいったら、偶然、柳澤協二氏の講演会に出くわした。すごい大物がきているなと興奮したが、子連れ&突然だったので、講演の20分くらいしか聴けなかった。非常にソフトで語り口も丁寧で、好感が持てた。高崎の次に愛知で講演をしているとのこと。
 内容は主として4つ。1)政府の言う「平和」と戦争はコインの表裏。2)法的安定性は政府に対する「信頼感」。3)自衛隊のリスクは確実に高まるのに、派兵に正当性がない。4)安倍政権を生んだのは、小選挙区制度。この見直しが必要。第1次安倍政権でも実務をになったプロだけに、発言に説得力があった。存立危機事態について。ホルムズ海峡の輸送に絡め、北海道の自民党関係者が、「半年間も資源がこない。冬にストーブがたけなくなる。生命の危機だ」といっていたのに対し、ある市民が『半年たったら春になります』との意見も紹介。半分ネタとはいえ、会場爆笑。

代表作。

亡国の集団的自衛権 (集英社新書)

亡国の集団的自衛権 (集英社新書)