2015-08-15 二宮厚美『安倍政権の末路』旬報社、2013年。 本 二宮厚美氏によるアベノミクスの批判的検討。生産と消費の矛盾の解消という資本主義の経済システムに根ざして、経済政策上の有効性を検討する。第1章では、デフレ打開策としてのアベノミクスの背景が論じられる。12年8月に民・自・公の3党合意に基づく消費税率の2段階引上げが決定された。ただし、「経済状況の好転」という付帯状況をつけたため、最終目標は消費税増税の実施に置かれた。資本主義経済の不況の原因として、過剰生産による不況が原則である。安倍政権の末路 アベノミクス批判作者: 二宮厚美出版社/メーカー: 旬報社発売日: 2013/07/06メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る