夏休み
8月に入りました。採点業務を終え、最後の教授会から解放されれば、待望の夏休みです。ただし、大学としては仕事があります。私は非番でしたが、高校生向けのオープンキャンパス、そして現役の先生方向けの教員免許更新講習会。いずれもがお盆直前まで仕事はあります。
8月上旬に倉敷を訪問して技能実習制度に関するヒアリングを行ってきました。協同組合と受け入れ企業4社。タイムリーなネタということもあって、各社インタビューが盛り上がりました。繊維産業の技能継承というのがテーマで、そこから技能実習生制度に入っているので、労働問題を正面切って扱っているわけでは必ずしもありませんが、制度設計を調べ、また現場の議論を聞くにつれ、その問題構造が徐々に見えるようになりました。日本と同じく産業研修生制度を90年代初頭にはじめながら、現在では技能実習という形ではなく、労働者としてローテーションも組み込み、労働者の職業移動も部分的に認めている韓国の雇用許可制度もあります。人材育成という観点からしても、制度設計を本格的に考える、時期に来ているのではないかと思います。
味野商店街のジーンズストリート
国産ジーンズ博物館
JR児島駅前のオブジェ
児島駅周辺の「しまむら」
8月後半から9月上旬まで渡米しますので、その間仕事は基本的にできません。1歳と3歳の子供を連れて家族での渡米ですので、フライトに不安はありますが、ともかくも渡米です。E-mailなどは見ることはできるかもしれませんが、返事ができるかどうか程度でしょう。あまり時間がありませんが、調査のまとめと論文(まずは報告書)にむけた枠組み整理はしていきたいものです。年度末には叢書の担当原稿を書き上げる必要もあり、すぐに終わってしまうであろう夏休みを前に、若干焦り気味ではあります。