読書:『ネットと愛国』他
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===以下はツイッターでの関連つぶやき===
ご両親がいる分、早朝にゆっくり読者が出来ました。ジヤーナリスト安田浩一さんの話題作『ネットと愛国』もそのひとつです。ヘイトスピーチで悪名だかい在特会の実態を取材したものですが、全体を通じて異様な空間が描かれています。
朝鮮学校の前での差別的発言など、中身を知るたびに感覚的に決して容認できない組織だとの認識を深く持ちます。同時にこの組織は、新自由主義時代の産物である、ワーキングプア、生活困窮者など、貧困者の増大をすべて、外国人労働者、とりわけ在日コリアンに求めます。
本質的な問題を隠蔽し、他の対立要素に転化するという点で、在特会は新自由主義政策を補完する役割を果たしていると、私自身は読みました。主張が極端なだけに国民の大きな支持を得るとは難しいものの、全体を右側に大きく誘引する。その意味では維新の会とも融和的ではないだろうか。
樋口直人さんの『日本型排外主義』は在特会を分析対象にした本格的な研究書だすが、冒頭から『ネットと愛国』を評価しつつ、問題展も指摘しています。ようやくこの本を読む準備が整った感じ。