授業と福山調査

気が付くと12月である。師走になっていました。もう残すところ数週間となり、授業も大詰めになってきました。昨年担当した授業の改善を加えたところもあり、全体として授業に費やす時間が増えています。それでも去年よりは少ないですが、全体として制度紹介にのみ費やしている社会保障論の全面的改訂が必要。後期はほとんどの授業で毎回のように映像を見ましたが、切り口や紹介の仕方が難しい半面、具体的な理解をするうえでは学生には有益であることが確認されたと思います。全体的に行って、2年目なので自分自身中だるみしているところがあるかもしれない。

12月冒頭には福山調査にも伺い、倉敷とは異なる産業集積の仕組みが少しだけ見えました。福山は全体として繊維産業はその位置を低下させており、中小企業の統廃合や転業が後を絶たず、備後絣の生産を行っている会社も現在2社のみという厳しい状況です。お話を聞いた大手に分類されるジーンズメーカーを除き、中小の企画会社は、日本製で生産することの強みを一定程度認識し、お客さんや市場を見ながら、迅速な生産体制を構築しているというのが注目すべき点でしょうか。婦人パンツという領域は意外とニッチなところで、勝負をかける点もいくつかあるようです。この地域の資料の整理と活字化はいずれ今度。

初日の昼食で食べたうどん。地元のお店という感じ。

福山駅のすぐ前にある福山城