マンガ

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

20世紀少年を見て、原作も途中まで読んだ関係で浦沢マンガに興味を持ち、読んでみる。私は鉄腕アトムの原作を読んだことがない。アトムと、ウラン、そして御茶の水博士が出てくるくらいしか内容をしらない。そのため、原作との違いはわからない。それを承知での感想。浦沢マンガは20世紀少年にしても現実に起こりそうなことを多くの登場人物が複線をはりながら、あとで事実が発覚する。手塚マンガはヒトラーアドルフに告ぐ)やブラックジャックなど社会派が多い。今回のこのマンガは、ロボットが人間と同じく人権を持つ近未来を描いており、それを浦沢が独自のストーリーを描きながら書いたものといえよう。まだ5巻までしか手元になく全巻読破していない。というか連載はまだ続いているようだ。早く続きを読みたいと思わせる、読み応えのあるマンガである。話が展開するうちに、ストーリー・登場人物が複雑になり、昔分からなかった部分がはたして解決されるのかが分からなくなる。それも浦沢マンガの特徴でもあるようだ。