Nスペ「コムスンショック〜問われる介護保険制度〜」
こちらはこれから(9月10日放送)。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070910.html
いま介護の現場が"コムスン・ショック"に揺れている。今年6月、介護サービス最大手だったコムスンが厚労省の処分を受け事業からの撤退を決定。コムスンのサービスを受けてきた過疎地や深夜の訪問介護の利用者を中心に"介護難民"が発生しているのだ。これまでこうした採算のとりにくい現場の多くは、コムスンが社員などに過酷な労働や厳しいノルマを課すことで担ってきたため、今後の引き受け手が見つからないのだ。また、今まで認められていた家事援助などのサービスを突然打ち切られ、日々の生活に困る高齢者も急増している。介護事業をコムスンなどの民間企業に開放した結果、介護費用の給付額が予想を上回るペースで増えたため、国は急遽「量の確保」から「質の重視」へと方針を転換し、給付の大幅な抑制を始めたからだ。「社会全体で介護を支える」「民間企業の参入で質の高いサービスを誰もが受けられる」と高い理念を掲げていた介護保険制度。しかしスタートから7年、その実態は大きく異なることが明らかになった。コムスン撤退によって吹き出した制度の矛盾と課題を、コムスンや厚労省の関係者、介護現場の徹底取材を通して浮かび上がらせる。
Nスペ「人事も経理も中国へ」
見そびれた。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070903.html
製造業の分野では続々と生産拠点を中国へ移し、コストダウンを図ってきた日本企業。そして今、人事や経理などホワイトカラーの仕事までもが次々に中国へ移っている。大連や上海などの都市では、日本語を話せる人材の育成を強化し、日本のサラリーマンの5分の1以下という人件費を武器に、日本企業の仕事を大量に請け負っているのだ。中国にホワイトカラー業務を移した日本企業は2500社に上る。
血のにじむような効率化を重ねてきた製造現場に比べ、日本のホワイトカラー一人当たりの生産性は先進国で最低と言われている。言葉の壁に守られてきた日本のホワイトカラーが中国との厳しい競争にさらされている。
番組では、ある大手通信販売会社が踏み切ったホワイトカラー部門の中国への業務移管に密着、グローバル化の荒波に突然飲み込まれた、サラリーマンたちの苦悩と再起への決意を描く。
●再放送日程9月8日(土)13:30〜(サンキューNHK!!)
2007年9月8日(土)
午後1時30分〜2時30分 BS2 ※「あなたのアンコール サタデー」内で放送いたします。
橋梁事業の提携
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070905AT1D0500Q05092007.html
(日経新聞)
三菱重工業と新日本製鉄は5日、橋梁(きょうりょう)事業で、統合を前提とする全面的な提携に合意したと正式発表した。両社傘下の橋梁事業会社間で開発や施工などで提携し、来年をメドに両事業会社を統合させる方針だ。橋梁分野での事業統合を伴う再編は、2005年に国や旧日本道路公団が発注した鋼製橋梁工事での大規模な談合事件が発覚して以来、初となる。
提携するのは、三菱重工の橋梁子会社、三菱重工橋梁エンジニアリング(広島市)と、新日鉄が全額出資する工事事業会社、新日鉄エンジニアリング(東京・千代田)。具体的には新日鉄エンジの橋梁子会社、日鉄ブリッジ(同)と三菱重工橋梁エンジが、材料調達、知的財産を含む開発、製造、施工、人材育成などで全面的な協力体制を築く。提携は両事業会社の統合に向けた前段階と位置づける。(13:55)