1日中缶詰

1限目が講義。ほとんど準備ができていなかったが、自分の専門にかなり近い内容なのでなんとかこなした。普段の勉強量が多いわけではないが、ノート作りなどの地道な努力がこうしたときに影響を与える。3限目は留学生向けの講義。中国と韓国からの留学生を相手に経済のイロハを講義する。勝手がわからなかったが、あまり日本語が得意ではないと想定して、小学生に話すように「ゆっくり」「噛み砕いて」話をした。彼女らはわからないこと、聞きたいことがあれば、教員が話をしていても、積極的に質問をしてくる。日本の教育のこと、地理的な位置関係、なぜ福岡に来たのか・・・エトセトラ。こうした講義中の質問と応答がとっても新鮮。日本人相手の講義で、授業中に質問を受けた経験はない。講義とは本来こうあるべきだと思う。何かを知りたいという知的好奇心が溢れている。正直言って、こういった姿勢は羨ましい。正確にいえば、学ぶべき点が多くある。

講義後、留学生から「あんなにゆっくり話さなくても大丈夫ですよ」との声。たしかに日本人と一緒に生活しているだけあって、リスニングも会話もそれなりに高いレベルである。・・・そうか来週はもっと専門的な話も取り入れるとするか。4、5限の時間は入試関連業務。1日缶詰。祝日がこうもうれしいとは。