テープおこし、学習会

久方ぶりにゆっくりめの朝を過ごし、昼ごろから本格的に仕事に入っていく。調査の資料整理と今夜の学習会の資料整理を同時に行っていく。本当はテキストの執筆もしなければならないのだが、少しブレーキ気味。…などと悠長なことは言ってられないので明日以降の課題となる。労働分配率、経営者報酬・株主配当、年齢別賃金カーブ、M字型雇用などのデータ収集がカギをなす。午後から、テープおこしを早速開始。鮮明に取れているが、個々の固有名詞や事実関係で分からないところも出てくる。朝市と青年部の取り組み、地域連携としての医療機関の役割などがユニークなところだろうか。

夕刻より都内で、ある組合の学習会の講師として参加。知人の院生も一緒だったが、なんともふだんの講義とは違う緊張感が漂う。事務所内でテキストをゆっくりめに、ときおり読み合わせもしながら、ふんだんに2時間ちょっと。現実感覚のある、そして実践的な問題意識のある組合員の皆さんの体験談は、無味乾燥なテキストの内容を豊富化していく。矢継ぎ早の質問に答えるのも大変である。なるほどやりがいのある仕事である。講師料をもう少しあげてくれるとやる気もでるが、それは言わないことにしておこう。反省会では、研究者生活、仕事生活を共有していく。帰り道は終電の1本前であった。