育児休暇memo

迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

研究室の整理とともに出てきたもの。積読状態だったが、第1章から第3章まで読む。仕事と育児と家庭的責任と…。取材に基づく実感のこもった文章に考えさせられる。学ぶべきところが多い。とっても勉強になる。良書。

「男性も育児休暇をとれるんだよ」と水をむけると、「とってみようかなあ」と夫はつぶやいた。初めての子どもにかかわりたいという気持ちを感じた。同時に、休みなく仕事に追われる生活に、どこか疑問をもちはじめているようだった。「考えてみようよ」「そうだなあ」。(第2章より)

研究者のワークライフバランスはいかに成立するんだろう。語られることはないが、実際問題、苦慮する課題だろう。仕事上の責任を果たすことと、家庭の責任を果たすことと。それはいかに。自分はその点に強く関心を持った。