読まねば

序章に著者の経験を踏まえてなぜWLBを論ずるのか、丁寧な説明がある。ご自身の経験を語られているだけに、説得力がある。WLBは研究者自身にとっても重要な問題だが、じつは実践できている人はそう多くないだろう。過労死や企業社会を研究する研究者自身がじつは、多忙で仕事人間で過労死寸前だったという話は笑えそうで笑えない。実際、とある有名な学者の本の「あとがき」ではそのような内容が記述されていた。本編も含めて興味深く拝読させていただきます。