博士になりました!!

・・・申し訳ありませんが、私のことではありません。

今日は友人が博士論文を提出された記念すべき日でした。昼過ぎにあった彼女は充実した感じでうれしそうでした。博士論文は修士論文と異なり、文字通り「研究者としての第一歩」と言われます。博士論文はよく「足の裏のこめつぶ」(とっても食えないがとらないよりはまし)と揶揄されますが、やはり研究者としてのひとつのステップであることは間違いないと思います。

彼女もおそらく執筆過程では多くの苦労があったことでしょう。まさに、「自分との孤独な戦い」。誰のためでもなく(社会的貢献のためという噂もありますが・・・)、自分の研究成果をまとめるプロセスほど苦しいことはないでしょう。同じ研究者を目指すものとして喜ばしく思っています*1

以前と違い、日本でも博士号の取得が(社会科学の分野でも)相対的に容易になり、大学やシンクタンクなどの研究機関への「就職」への近道となってきていることも周知の事実です。とはいえ、博士号はあくまで手段であって目的でないことにも留意する必要があると思っています。私自身は分野を拡大しすぎで「浅薄な」考察に留まっていることを反省し、専門家にも理解され、かつ社会的に認知される研究成果を残したいと(心の中では)思っています。これからも頑張りまそう。

妄言多謝。

*1:真意が伝わったかは別として