進化を続ける「道の駅」(2017年5月2日放送)

 ガイアの夜明け。千葉県神崎(こうざき)町の道の駅。この地域では酒蔵が複数ある。3月には試飲が可能なお祭りがあり、5万人が訪れる。道の駅では、発酵された商品が並ぶ。地元のものがあるのは当然だが、この道の駅がユニークなのは、地域外の発酵商品を集めていること。全国には1000を超える道の駅がある。増加傾向で差別化をはかるのが難しい。店長さんによれば、神崎町が発酵の町であることを手がかりに、全国の発酵関連の商品を集めた。ここでしか買えない商品を集める。そこに道の駅としての存在意義を見出す。番組では宮崎県椎葉村にあるねむらせ豆腐という商品が紹介される。こんぶでくるんだ豆腐を味噌にはさんで、1年間眠らせる。地元ではよく食べられているが、地域外にはほとんど知られていない。味は、味噌とチーズを同時に食べているような感じだという。発酵させた味噌にあえる新たな魚介料理とあわせて、GWにはこのねむらせ豆腐が販売される。一瓶850円でけっして安くはないが、試食をした消費者は一様にレジに運んでいく。道の駅が域外のものを発売する。これがユニークで面白い取組みだと感じた。一度行きたい。

2017年5月2日放送 進化を続ける「道の駅」(http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20170502.html