ETV特集「暮らしと憲法 第2回 外国人の権利は」(2017年5月13日放送)

 NHKEテレ。憲法と外国人。前回と同じく歴史をひもとき、外国人と生存権規定の関係を考察している。憲法の国民概念は天皇体制の枠組みで導入されたこと、国籍条項の排除された在日コリアンに対して、生活保護の適用が認められたことなどが丁寧に整理されている。歴史的視点から、外国人労働者の権利を考えるよい番組。
 愛知県豊橋市生活保護担当者。「生死の境目が生活保護の適用判断の基準」だとする。1954年の厚生省社会局の通達では、困窮する外国人に対して、国民に準ずる扱いをすると規定される(「外国人は法の適用対象とならないのであるが、当分の間、生活に困窮する外国人に対しては一般国民に対する生活保護の決定実施の取扱に準じて左の手続により必要と認める保護を行う」)。



 日本国憲法の制定時、「すべての人民」とするGHQに対して、天皇体制のもとでの「国民」と主張する日本側。



 その背景には国民統合のねらいがある。他方で、植民地時代に「臣民」とされた、在日コリアンは戦後、国籍条項が剥奪される。



 外国人への生活保護支給をどう考えるのか。再び愛知県豊橋市の担当者。外国人に日本は生活しやすいといわれる。外国人が生活しやすい国は、日本国籍のある人びとにも生活しやすい国ではないか。


ETV特集「暮らしと憲法 第2回 外国人の権利は」(2017年5月13日放送)http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2017-05-13/31/5208/2259573/