海老原嗣生『お祈りメール来た、日本死ね』文藝春秋、2016年。日本型雇用と欧米型雇用の違いを多様な角度から分析。フランスが、教育体系に基盤を持つ事実上の階層社会であることを踏まえて、日本にあった現実的な改善点を提言。欧州の長期実務型インターンシップではなく、短期肌合わせ型のインターンシップを主張。ざっくりとしつつ、全体の見取り図を示し、日本への提言もまとも。日本の雇用問題の真相として、中小企業に目配りしているあたりも好感ももてる。

お祈りメール来た、日本死ね 「日本型新卒一括採用」を考える (文春新書)
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: 新書
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