NHKBSのアナザーストーリーズでタイガーマスク。佐山聡はもちろん新間寿、猪木、藤原嘉明、小林邦昭らが出演。イギリスにいるダイナマイトキッドの映像もある（キッドは病床で寝込んでいる。ややショッキングな映像だ）。総合格闘技シューティングを創造したのも佐山だし、タイガーマスクだったのも佐山。アントニオ猪木に憧れ「最強」をめざした姿と、興行として生活のために演じる姿は、どちらも自分の姿。本来探求するべきものと、生業（生活のために行うこと）を一致させることの難しさを示すということだろうか。個人的には、昔と変わらない体系、黒光りした顔の小林邦明をみられたのがうれしい。
1981年4月23日、衝撃のプロレスラーがデビューした。初代タイガーマスク。コーナーポストに立ち、見たこともないスピードで繰り広げる華麗なファイトは“四次元殺法”と言われ、子供から女性までを魅了した。だがそのマスクの下で、当の本人だけが葛藤を抱えていた。裏方たちの思惑、アントニオ猪木の言葉、そして史上屈指の身体能力と言われた天才・佐山聡の苦悩。仮面の下に隠された素顔のヒーロー伝説に迫る。
http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2016-10-05/10/29485/1453028/
