ゼミ生と電話

 ゼミ生と電話。全体的なコメントに対してどこまで修正をするのか、指導としては難しいところ。一応理想的なというか一番やるべきところまで言うけれども、それをすべて反映するのには時間がかかる。そういう事情をわかっているとはいえ、最初から形式的なところにとどめるのも躊躇がある。といいつつ時間がないと形式的なところへのコメントに終始するし、何よりも形式が整っていないと、そちらが気になって内容が頭に入らない。「細かいな」「めんどくさいな」と思うかもしれないが、それはお互い様。形式だけでコメントするのは本意ではない。ただし、やっぱり何事も「細部に宿る」のだ。
 本当は手取り足取りすべて指導するのは苦痛だし、主体性もなくなるのでやりたくない。苦手。自分のことだけやっているほうがよっぽどらく。ただし、「やりたいことをやれば」のスタンスだと、まったくもって自分たちの世界から抜け出せない。成長が見込めない。大枠の方向性、枠組みは決めてしまって、その方法論、達成方法は自分たちの自主的努力に任せる、そのような感じがいいのかもしれない。スポーツと同じく、組織論。自主性と制度設計のバランス。いつも悩む。いやね。