「就職戦線異状なし」

就職戦線異状なし [VHS]

就職戦線異状なし [VHS]

1990年代初頭までの就職活動を描く映画。織田裕二が若い。大学生の就職活動は売り手市場。採用側である企業はあの手この手で学生を引き止める。高級飲食店に接待したり、宿泊で事実上「軟禁」をしたり…。当時、どの程度このような実態があったのかは、分からない。ただし、企業側が学生を引きとめようとしている点では、現在のオワハラ問題と共通点を持っている。携帯電話などはなく、自宅電話だけでコミュニケーションをとる。公衆電話から留守電で連絡を取る。そんな姿も時代を感じさせる。最後に流れる「どんなときも。」がなんだかいい感じである。