読書:『儲かる農業論』

金子勝・武本俊彦『儲かる農業論』集英社新書、2014年を読了。農家の大規模化ではなく、小規模だけれども販売も見据えた農家を目指す。いわゆる6次産業化であるが、それだけでは利益が減るので、地域エネルギー事業でかせぐ。エネルギーの地産地消である。東電に頼るのではなく、地域内でエネルギー開発をするというのは魅力的、将来的にもそれを目指していくべきな点は賛同するのだけれど、大企業以外で中小零細が関わる場合、収益をどれだけ確保できるのかがもう少し知りたい。ただ、本としては読みやすいし、すっきりしているので良書だと思う。