新聞切抜き

ツイッターに書いた内容をまとめました(誤字等は修正しています)。以前にブログで書いた情報はこちら

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3週間くらいかけて、子供が寝た後にすこしづつ新聞切抜きをやって、ようやく2か月分(5・6月)を終えたところ。これからビール飲んで本読みますかね。授業が始まる前にだいたい1〜3月分は切抜きしていて、分野別に労働、社会保障、産業、中小企業みたいな形で分けていた。それらのストックはほぼ前期の授業で紹介した。学部4年生の時に、大学院進学を決めてから、濃淡の差はあれ、新聞切抜きはやってきたけれど、やり方とか使い方とかあまり洗練されていなく、場当たり的だった。ここ数年、ようやくやり方が完成形態に近づきつつある。

授業ではおおむね時事的なネタを紹介するときに、新聞記事は活用し、その時事ネタを授業で紹介することが、最新トピックの整理にもなっている。これは論文を書くときにも当然使える。テーマ別の切抜きは、A4のルーズリーフに糊付けし、ルーズリーフ用のファイルで管理する。その際、A4・1枚につき原則記事1つにする。ここでケチると、あとで利用するときに、微妙に内容が違う記事が入っていて利用しにくくなる。普通のノートではなく、ルーズリーフにすることのメリットは、あとで入れ替え可能、テーマ別に編集可能な点である。例えば、前期の授業を行うために、「就活」「多国籍企業」「保育」「労働時間規制」で分けたが、途中で追加の記事があれば、編集しなおす。新聞切抜きのままにしてしまうと、あとで利用するときに検索するのが意外と面倒。手間がかかるが、一度ルーズリーフに糊付けすることが重要。さらに糊付けする過程で、記事を再度読むと、全体的なテーマの流れがわかる。これは学生にも言っているけれど、ルーズリーフを用いた新聞切抜き管理は、特定のテーマの流れを理解するうえで、例えば就職活動や卒業論文、自身の研究を深めるためにも有効な方法だと思う。

結局、単に趣味的に管理するだけのスクラップは継続することが難しい。例えば、授業で使う、どこかで発表する、そういった目的がはっきりしていれば、記事を活用することを想定して、行うのでモチベーションもわきやすい。ちなみに誰かもいっていたけれど、新聞切抜きは毎日コツコツやるというのはお勧めしない。1か月、2か月など一定の期間分をまとめて行うのがいい。なぜまとまった期間をやるといいかというと、特定テーマに関して、どのような理解の伸展や議論があったのか、それが手に取るようにわかるから。特に賛成・反対で意見が真っ二つに分かれているような事例の場合には、メディアで流される情報がいかに形成されているのか、非常によくわかる。毎日コツコツだと、細部に目を囚われて、全体像が理解しづらい。第一、しんどい。だからまとめて切りぬきが個人的にはおすすめである。ただし、1・2か月をまとめてやるのは、非常に時間がかかることは確かである。ということで、ビール飲んで寝る。毎日、子供がいると、自由に使える時間がこの時間か、朝しかない。ようやく自分らしさを回復できる貴重な時間である。

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