ゼミ教養文庫2013年後期

ゼミでは教養文庫という方式を行なっている。これは他のゼミの先生のやり方をまねたものだが趣旨としては、ゼミ活動では直接検討などはしていないが、読んでもらいたい、教養として押さえておくべき文献を選定している。この文庫は毎週のゼミでまわし読みする。毎週1冊ずつなのでゼミ生が16名いる場合には合計16冊。

やり方には改善点が必要だけれど、2年生後期はとりあえず本をぱらぱら眺めることも大事と思い、読むか読まないかの縛りはもうけなかった。来年度はゼミ長の要望もあり、若干ながらタスクを設ける予定。ということで現在、2014年度版を選定している。基本的には自分で読んで目を通したものがベースとなっている。2013年度後期のラインナップは以下のとおり。

ラブホテル進化論 (文春新書)

ラブホテル進化論 (文春新書)

なぜフランスでは子どもが増えるのか -フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)

なぜフランスでは子どもが増えるのか -フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)

町工場・スーパーなものづくり (ちくま文庫)

町工場・スーパーなものづくり (ちくま文庫)

軋む社会---教育・仕事・若者の現在 (河出文庫)

軋む社会---教育・仕事・若者の現在 (河出文庫)

労働法はぼくらの味方! (岩波ジュニア新書)

労働法はぼくらの味方! (岩波ジュニア新書)

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

ヒーローを待っていても世界は変わらない

ヒーローを待っていても世界は変わらない

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

はじめての参与観察―現場と私をつなぐ社会学

はじめての参与観察―現場と私をつなぐ社会学

ゼミ生に配布した資料の中には、1)毎週1冊ずつまわす。読む。2)ゼミのときに交換する。3)自分で感想コメントをノートに書くことを推奨。ただし、自己判断とある。この3)の部分を変更予定。3年生にもなると後期以降に就職活動が始まる。それ自体が目的ではないが、本を読む⇒インプットする⇒アウトプットするの一連のプロセスは、しゃべれるようになるための訓練。つらくてもがんばって努力をすること。

具体的にはルールを次のように変更する。各文庫の1)概要の説明、2)自らのコメントで400〜600字程度にまとめ、ゼミ長に渡す。ゼミの前日18時(つまり水曜日)ごろまでにメールで送り、ゼミ長が編集し、僕も目を通して後日全員に配布する。中身が明瞭に分かるかなと思います。