連続講義

午前中から講義準備。レジュメはすでに印刷していたが、足りない部分があると思い、参考資料などを追加した。最初の講義は国民経済計算と労働価値説の考え方を比較するもの。いきなり内容に入っては難しいだろうと思い、GDPとは何か、何を目的としているのか、三面等価の原則とは何かをまず説明した。生産、分配、支出国民所得が一応は一致するというマクロ経済学でおなじみの議論である。しかし、学生はきょとんとしている。内容に入る前に板書が多すぎたからなのか、とにかく時間配分も含めて改善点は多く残った(講義後確認したら、資料の内容を黒板に転記するとき数字が一致していなかった。反省)。

次の講義は、医療保険制度の概要。なんと10分前に講義をはじめてしまうという失態。3分ほどしゃべって、出入りする学生を注意したところ、「先生、そもそもまだ始まってません」との声。ふーごめんなさい。注意した学生に平謝り。ひんしゅくもの。気が緩んでいるわけではないが(むしろ講義準備は入念に行っている)、猛省をしないといけない。アメリカと日本の医療保険制度の違いについて説明したあと、各制度について簡単な説明。時間配分はわりかし上手くいった。しかし、終了後は疲れて声も出ない状況だった。来週から2連続の講義は大丈夫だろうか。体がもつだろうか。心配である。