教育活動

月曜日は講義。3回目の講義。おおむね、80〜90名くらいの参加で例年より多い。今回のところは毎年説明に最も苦労するところで、今年から教科書の内容を簡潔にレジュメにしたものを配布し、教科書をみながら穴埋め、その後解説という方式にあらためた。原論レベルの講義は、自分でも細かいところで詰まっていないところが多く、受講者のコメントは考えさせられるところが多い。

火曜日は講義。労働経済学というどちらかというと現代的なテーマ。前回は企業で働くことについて、労働法の仕組みを簡単に解説した。次回以降は人事労務管理の仕組み、労働時間管理の問題に入る。前回より専門的な言葉がでる次回の講義は、受講者はすこし戸惑うだろう。講義の仕方の見せ方の問題である。

木曜日は演習形式の講義。演習形式の講義にまだまだ慣れない。新聞記事を配布し、要約をさせ、議論をするが議論が出てこない。思わず解説をしてしまうがそれではいけないと反省中。5月からはテキストを指定し、きちんと輪読したいところ。議論をする前、自分の考え方をしゃべるまえに、まず「要約すること」の大切さを教えないといけないと痛感している。

総じて、研究者としての役割を忘れてしまいそうな4月。研究者として評価されなければ、仕事にありつけない。しかし、教育活動もまた仕事。この折り合いに腐心する毎日です。