読書

テレワーク―「未来型労働」の現実 (岩波新書)

テレワーク―「未来型労働」の現実 (岩波新書)

電車内で半分くらい。読み物としてはいい感じです。
[追記]
読了。情報通信の発達による自宅作業(在宅ワーク型の雇用)についてポジとネガを丁寧に描いた良書。一点、請負労働には労働法が適用されないとの記述あり(149頁)。個人請負と請負会社による労働の提供を混同されていないだろうか。

「請負制によって働く在宅ワーカーの場合、この最低賃金が適用されない。時給106円というような在宅ワーカーが存在するのは、請負労働だからである。近年、実態は派遣労働なのに、表面的に請負契約をよそおう「偽装請負」が問題となっている。そのような偽装が行われるのは、派遣労働者最低賃金未満で働かせることができないが、請負で働く労働者なら報酬に下限がないためである」