労経白書

昨日かおとといあたりに発表された2007年版の労働経済白書。新聞報道でもありましたが、2006年版と比べて少しばかり論調も変わっているみたいです。まだ読み込んでいませんが、生産性の上昇が労働時間や賃金などの分配に必ずしも結びついていないことを危惧、安定雇用を中心として分配に目を配るべきだとしているようです。ワークライフバランスという記述があるあたり、東大の佐藤博樹先生あたりが中心になって執筆しておられるのでしょうか。
http://www.asahi.com/life/update/0803/TKY200708030106.html

減る賃金、増す残業 労働経済白書「成果配分見直しを」

2007年08月03日11時01分

 戦後最長におよぶ景気回復とは裏腹に、実質賃金は減り、労働時間も延びるなど労働環境が改善されていない実態が、厚生労働省が3日発表した07年版「労働経済の分析」(労働経済白書)でわかった。白書は非正規雇用成果主義裁量労働制などの拡大を原因として指摘。業績回復の果実が労働者にも行き渡るよう、新たな成果配分の仕組みが必要だと訴えている。

厚生労働省のHPはこちら(全文が見れます)
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/07/index.html