コナカ、管理職と偽り残業代不払い

http://www.shikoku-np.co.jp/national/economy/print.aspx?id=20070330000028
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000056-mai-soci

 紳士服販売大手のコナカ(本社・横浜市)が、多くの社員を残業代の支払い対象にならない管理・監督者(店長)にし、事実上残業代支払いを免れていたとして、横浜西労働基準監督署が是正指導していたことが分かった。コナカを巡っては、05年2月から約2年間で、従業員約720人に支払うべき残業代などが約9億円に上っていたことが判明している。同労基署は、店長の職務内容や待遇などを明確にし、8月末までに改善状況を報告するよう求めている。
 同労基署は(1)店長が店舗所属の社員の約4割と多い(2)店長に始業・終業時刻に関する実質的な自由裁量が許されていない(3)パート採用の権限が委任されていない(4)年収で店長に次ぐ主任の一部に逆転現象がある――などの問題点を指摘。「総合的に判断して全店舗の店長を管理・監督者と取り扱うことには疑義がある」と結論付けた。
 コナカは今年3月、従業員への残業代など未払い賃金約9億円については支払うと発表したが、店長については特別賞与という形で支払い、残業代は認めていなかった。このため、全国一般東京東部労組コナカ支部が「普通の社員を管理・監督者として扱うことで、残業時間の規制や残業代支払いを免れているのは労働基準法違反に当たるとして、同労基署に申告していた。【東海林智】

マックにしてもケンタッキーにしても管理職と偽り、残業代を支払わないケースが後を絶ちません。双方の会社では昨年6月にはじめて組合ができました。コナカでも今年のはじめに労働組合ができたことが記憶に新しいところです。こんな状態でホワイトカラーエグゼンプション・・・。何から何まで「偽装」大国、日本。ところで、『毎日新聞』購読したいと思う今日この頃・・・。