研究

介護労働

少人数制の授業で学生と一緒にビデオを見る。あわせて自分自身理解を深めるために、町田隆男氏の「介護労働と介護問題」(『日本労働年鑑78集』2008年所収)を読む。平易な言葉で実態と背景、制度的問題点が論じられている。一番有益だったのは、介護職の賃…

職務・職能給という概念

「仕事給時代」の人事・賃金システム―新しい職能・業績給の実践手法 (戦略ブレーンBOOKS)作者: 松田憲二出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2000/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る教えていただきました。ありがとうございます。教…

Prof.Eric Sheppard

3時間の英語漬けは大変だった。けれども、英語をきちんと使いこなせるように努力しなくてはと思いもした。Scale and Geographic Inquiry: Nature, Society, and Method作者: Eric Sheppard,Robert B. McMaster出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2004/…

研究会

現代資本主義と福祉国家 (MINERVA人文・社会科学叢書)作者: 加藤榮一出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2006/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る急遽ですが。第9章「20世紀福祉国家の形成と解体」。宇野理論に基づく研究は原理…

研究会

研究会終了。この古典を読む研究会は自分が学部4年生のころからやっている。途中中断やメンバーの入れ替えなどもあったけれど、足掛け8年近く。大事にしたいと思っている。今日の論点は自分自身で消化することができず、せっかく議論をしてくださったのに、…

現状と歴史

現状分析ばかりをやっていると歴史的視点が薄くなる。歴史的な研究ばかりをしていると現代の分析がおろそかになる(といっても歴史的な研究を本格的にやったことはないけれど)。どちらがいいのか考えてしまう。でも、現状分析をしつつ、長期的な視野にたっ…

都内研究会

都内で研究会で神保町まで。学ぶところは多かった。戦後日本の労働行政の中で福祉国家志向があったのかはわからない。しかし非正規雇用の容認によって労働行政における失業対策の変化が生じたとすればそれはとても示唆的である。また、本来の「現役労働者」…

学会誌/会員名簿ほか

帰宅すると、経営労務系の学会から学会誌が届いていました。それと社会政策系の学会からは会員名簿も。こちらの学会の前回の名簿は2006年12月ですから2年後の更新。ということでかなり頻繁な更新の印象です。何せ私の加盟するほかの学会では5年くらいほった…

報告など

研究会報告。いつもどおりがんがん批判を浴びる。ここでは3回目の報告なので少し慣れてきたけれども、それぞれの批判は真摯に受け止める必要がある。いつも感じるのは自分の方法論と論文作成のねらいや限定が十分に理解されないということ。内在的な批判は歓…

投稿論文

格差社会への視座―貧困と教育機会 (社会政策学会誌)作者: 社会政策学会出版社/メーカー: 社会政策学会本部事務局発売日: 2007/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る某投稿論文がなかなか面白かった。エスノグラフティとして読…

能力主義と成果主義

合宿関係で報告するないように関わる文献。能力主義と企業社会 (岩波新書)作者: 熊沢誠出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/02/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (20件) を見る能力主義といえば、この方、熊沢先生ですよね…

新聞の紹介

朝日新聞の書評委員による今年1年のまとめ。いくつか気になる本、抜け落ちていた本を発見。図書館などで借りて読んでみたい。ところで来年は厚生経済学をきちんとゆっくり勉強したいなあ。ピグーの思想と経済学―ケンブリッジの知的展開のなかで作者: 本郷亮…

新しい「彼」

日曜日に帰宅すると両親がプリンターを購入。かれこれ8年間つかってきたインクジェットのプリンターBJF850についにサヨナラをいいました。新しく登場した彼は、インクジェットだけでなく、コピーとスキャンを同時に行うイカシタ奴です。こんなものが2万円台…

研究会に参加した

超・格差社会アメリカの真実作者: 小林由美出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/09/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 80回この商品を含むブログ (57件) を見る今日は駒澤大学で公開研究会。学会のMLに流れていたので大学院の友人と…

寒いけど

今日話題に出た、本、記事など。生活経済からみる福祉―格差社会の実態に迫る (MINERVA福祉ライブラリー)作者: 馬場康彦出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2007/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る生田武志「国や自治体は仕事を保障…

お勉強

戦後社会福祉の展開と大都市最底辺 (MINERVA社会福祉叢書)作者: 岩田正美出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 1995/08メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (4件) を見る今日は来週の研究会に向けての事前勉強会。4時間弱にわたって上記の本を検…

勝負どころ

昨日とは打って変わり、今日は非常勤の授業。といっても、授業はせずレポートの回収のみ。レポート回収後、研究会のため多摩の大学に向かう。しかし、風邪が多く研究会は急遽取りやめに。先生と一緒にご自宅で食事をすることに。おでんをたべてビールを飲ん…

購入本と借りた本

不安定雇用という虚像―パート・フリーター・派遣の実像作者: 小泉静子,佐藤博樹出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/11/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (16件) を見る↑「虚像」というタイトルがいささか挑戦的ですが、…

研究会に参加

今日は専修大学で研究会でした。貧困問題を考える総合的な研究会の立ち上げ会で、名だたる先生方、現場の著名人などが参加され、議論の内容も情報量満載でした。第一報告のK先生の報告は指導教官であったE先生の研究成果を再評価する試みで、目眩がするほど…

ブラウナー

労働における疎外と自由作者: ロバート・ブラウナー,吉川栄一,村井忠政出版社/メーカー: 新泉社発売日: 1971/01メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る授業の関連でブラウナーの古典『労働における疎外と自由』を開いてみる。冒頭に「…

注文した本

経済系のための情報活用―Excelによる経済統計分析 (専門基礎ライブラリー)作者: 菊地進,岩崎俊夫出版社/メーカー: 実教出版発売日: 2007/01/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るコンピュータ 困ったときに開く本作者: 小川浩,中谷勇介,工藤…

繁忙期終了

学会報告もおえ、授業も1クールが終了し、落ち着いた生活が戻ってきました。学会報告では、不十分ながらもたくさんの方にコメントを頂き、有益な時間をすごすことができました。励ましとアドバイスをいただいた、知人・友人・先輩方に感謝の意を申し上げま…

京都より帰宅

京都より帰宅しました。京都は天気も良く、行楽日和で競馬のG1レース(菊花賞)があったためか移動中の電車内はとても混雑していました。宝ヶ池でのゲームを吹きました。後半の30分過ぎには足がつりそうになりました。それは激しいゲームでした...。で…

12月の研究会

12月の研究会では岩田正美先生が来てくださいます。本を読んでコメントをできるように準備をしないといけない。研究を楽しいと思えるように初心に帰りたいな。現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)作者: 岩田正美出版社/メーカー: 筑…

フィールドワーク

今日は某団体のFWで東京は武蔵野に行ってきました。午前中は寝坊。途中からNTT研究所の資料館の見学。情報通信革命はすごいな、と。午後は武蔵野の中島飛行船工場の跡地の戦跡を散策。そのあとレクチャー2本立て。豪華賢覧で大変勉強になりました。三多摩地…

凹む

帰宅すると某学会誌に投稿した論文の査読結果が返ってきました。…オリジナリティがないと一刀両断のコメント。たしかにオリジナリティという点ではあんまり論点は深められなかったわけで、未完成ともいえる内容だったのですが・・・。それにしても気持ち的には…

やば

#帰宅。学会報告要旨届く。やばい。本気で準備はじめないと。9月中に詳細のテーマをつめて原稿を書き上げないと・・・。顔面蒼白気味。どうしてこんなにやること遅いんだろ。今回ばかりはやばい。#腹筋に力を入れている場合ではなかった。Tarzanに指摘された…

橋梁事業の提携

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070905AT1D0500Q05092007.html (日経新聞) 三菱重工と新日鉄、橋梁事業の提携発表 三菱重工業と新日本製鉄は5日、橋梁(きょうりょう)事業で、統合を前提とする全面的な提携に合意したと正式発表した。両社傘下の橋…

日本型企業社会から格差社会へ

格差社会論の前提となるべき企業社会論の先行研究を整理。代表的な格差社会論は90年代初頭までを平等社会として理解し、90年代以降を突如「格差社会」が広がったものとして把握する。大企業と中小企業との格差、男性労働者と女性労働者との間の格差を事実上…

研究再開

しばらく合宿やら某原稿の執筆やらで滞っていた研究を再開したいと思います。秋のスケジュールは今のところあまり入っていないけれども、9月24日から始まる授業の準備(新しいネタを準備しないと!)、10月20日の学会報告のペーパーの作成、10月7日のレフリ…