2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大内裕和『奨学金が日本を滅ぼす』朝日新聞社、2017年。

大内裕和『奨学金が日本を滅ぼす』朝日新聞社、2017年。奨学金ニーズの高まりの背景に、家計所得の低下、学費の高騰、高卒就職先の悪化などがあることを指摘。あわせて、日本の教育費用の私費負担が高い点が、貸与型奨学金拡大の要因であると主張している。…

名作『どろぼうがっこう』

名作『どろぼうがっこう』を30年ぶりくらいに読んだ。少しまぬけなどろぼうがっこうの生徒と先生。校長先生、はっきりいって遠足のリサーチ不足。実踏したほうがいいよ。図書館で続編を発見して、続編があることをはじめてしった。新たな発見の連続。筆者の…

中島弘象『フィリピンパブ嬢の社会学』新潮社、2017年。

中島弘象『フィリピンパブ嬢の社会学』新潮社、2017年。フィリピンパブを研究することになった大学院生の実態レポート。偽装結婚による滞在、ピンはねしてもうけるブローカーの存在、フィリピンの経済時事的などが、生き生きと語られている。本書の最大の売…

森友学園問題

羽鳥慎一のモーニングショー。森友学園問題を特集。官僚機構の特徴について、官僚OBらへの聞き取り。例えば、有力な政治家のが言っていた公約を率先して実現するような段取りをする。公共事業を成し遂げるための説明にうかがう。そうした意味での忖度(そん…

元外野

子どもが保育園でドッチボールをやっているという。そのことを聞いたら、「私はモトガイヤだった」と証言。モトガイヤ…?。そう、ドッジボールという競技において最初から外野にいる人員を「元外野」と呼ぶ。この言葉を聞いたのは、たぶん30年ぶりくらいだ…。

防衛省の公募研究制度

2017年度の軍事関係の予算。防衛省が武器開発に応用可能な研究費を大学に出し、軍事研究させる「安全保障技術研究推進制度」に110億円が計上されている。2016年度予算の6億円から、約18倍の増額である。防衛省の公募研究制度は、防衛省職員がプログラムオフ…

NHKドキュメンタリー ヨーロッパを覆うポピュリズム/分断社会 立ち向かうオランダ(2017年3月12日放送)

NHKBSでオランダの大統領選挙を特集している。オランダでも、移民受入れ反対を主張する極右政党の自由党が台頭している。それと並んで、左派政党の緑の党への期待も大きい。町の本屋に行くと、ポピュリズムに関する本が並んでいるという。解説には千葉大学の…

BBC放送中に乱入者

韓国大統領の罷免に関して、BBCから取材を受けるプサン大学の研究者。自宅で取材中に子どもが乱入。途中で連れ戻すパートナーの方も研究者。映像ではあわてて部屋に入り、子どもを連れ戻している。 子供「乱入」BBCインタビュー 家族が語るその時 ケリー氏は…

高橋源一郎氏による教育勅語の現代語訳

高橋源一郎氏がツイッター上で教育勅語の現代語訳を載せている。主語が朕=天皇であることがポイント。朕というのは天皇以外が使えない。主語を読み取らず、「兄弟、両親を大切にしよう」という内容だけだけ読むと、誤った読み方になる。いざとなったら天皇…

NHKBS覆面リサーチ ボス潜入「ホテルグループ」(2017年3月10日放送)

NHKBSボス潜入。ホテルグループの社長が潜入。カウンターのコンシェルジュ業務。京都なので外国人観光客多い。客の要望に寄り添って1歩前の案内を行うスペシャリスト。しかし、他の部局から英語でどう対応したらよいのかの問合せがある。また、付近のレスト…

BS1スペシャル 「涙を流すより、考えて欲しい」(2017年2月26日放送)

NHKBSスペシャル。アウシュビッツ博物館で働く日本人男性をおうドキュメント。ドイツ人でもない、ユダヤ人でもない。いわば外様の彼が、大量虐殺というナイーブな歴史を解説する仕事につく。現地では考えさせるガイドとして好評だという。しかし、本人は現代…

ETV特集「事態を侮らず 過度に恐れず 福島プロジェクトの挑戦」(2017年3月11日再放送)

NHKEテレのアンコール放送。放射線防護学者の安齋育郎氏らの福島プロジェクト。住民の依頼で福島の放射線量の調査を行う。放射線量をGPSと連動してGoogleマップに落とす。住まいのまわりでも、放射線量が数値が高いところと、低いところがある。数値をもとに…

やりがいの搾取

雑誌『世界』に掲載された本田由紀のやりがいの搾取論。いつもみあたらなくて、何回コピーしたかわかんない。

問屋制下請について

いわゆる問屋制下請を遅れた、過去の消滅した形態ではなく、地場産業の代表的形態とみる中山金治氏の把握は面白い。この視点を最低賃金や中小企業経営の安定という現代の課題に活かせぬものか。